一般社団法人高梁青年会議所 2025年度 スローガン

2025年度 理事長所信

第53代理事長 吉原 洋介

【はじめに】

1949年の東京青年会議所設立から24年、1973年に全国で528番目の青年会議所として高梁青年会議所が発足してから今日に至るまで、地域のリーダーとして明るい豊かな社会の実現の為にご尽力された先輩方に敬意と感謝を申し上げます。

「今」は未来を創る唯一の瞬間です。私たちは“明るい豊かな社会の実現”に向けて、未来への希望や理想を掲げて歩んできましたが、それらを実現するために必要なのは、まさに「今」この瞬間であると強く感じています。変化が加速する現代社会において、待つことや先送りすることでは何も生まれません。「今」行動を起こし、挑戦することで私たち青年会議所は地域社会に変革をもたらす力となるのです。

本年度は「今」をスローガン掲げ、私たち全員が「今」と向き合い、「今」できることを最大限に発揮する一年にしていきます。未来を切り開く力は過去ではなく、この「今」の中にこそあります。会員一丸となり、「今」この瞬間に全力を注ぎ、“明るい豊かな社会の実現”のために歩んでいきます。

 

【会員拡大】

会員拡大こそ組織の持続可能な発展に必要不可欠であり、組織として継続的に取り組むべき最大の活動です。

組織の活力は人にあります。私たちの未来のために必要なのは、会員一人ひとりが新しい力を引き入れ、組織を強化していくことです。新しいアイデア、異なる視点、そして情熱を持つ仲間が加わることで、青年会議所はさらに大きく成長し、地域社会に対する影響を広げていくことができます。そのために地域との連携を深め、課題に取り組む姿勢を見せることが、地域からの信頼を得るだけでなく新たなメンバーを惹きつける要素となります。「今」地域にどのような貢献ができるのかを見極め、活動していくことで、青年会議所の活動の意義を広めると共に、会員拡大に繋げることができます。

本年度は会員拡大推進室を設け、「今」この瞬間に最善を尽くし、未来を築くための礎を創り出すことを使命とします。そして具体的な戦略、目標を持って会員拡大を推し進めていきます。

 

【未来創造】

青年会議所は単年度制を採用しており、1年ごとに新たな役職が選出されることによって、組織の活性化や柔軟性を持った活動の実施、各々が立場にあった学びを得ることができますが、在籍年数の若年化や会員の減少が進み、本来の道筋よりも担いが前倒しになることで事業や活動の本質を捉えきれないということが懸念されています。

40歳までという年齢制限がある中で、会員は単に組織を運営するだけではなく未来へ繋いでいく必要があります。未来へ繋ぐ責務のある我々現役会員が本質を捉えずして、その責務を果たせるとは思いません。本年度は青年会議所の本質を学び、活動することの意義・目的を明確にします。

また地域の名前を冠とする私たちは青年会議所の定款や諸規定に則りコンプライアンスを徹底するとともに、地域社会やメディアとの連携強化、SNSやホームページを活用し青年会議所の活動や成果を広く伝えることで地域社会との信頼関係を築き、社会的信用のある組織として未来を見据えた組織運営を行います。

そして昨年で3回目を迎えた「備中たかはし納涼花火」はまちの新たな魅力として定着しつつあります。市内のみならず市外からの来場者も多数来場するこの事業がまちの誇りとなるよう、本年度は更なる進化をもって開催します。

 

【結びに】

冒頭にも書いた通り「今」は未来を創る唯一の瞬間です。私たちは「今」という時間を大切にし、最大限の努力を惜しまず、家族、会社、地域の未来に向かって進んでいきます。青年会議所での活動はそのための手段であり、私たちが「今」直面する課題を乗り越えるための大きな力となります。変わったのではなく、変えたのだと誇れる未来の為に「今」を生き、次なる未来を共に創り上げていきましょう。